NEWS

GAME

【発売1周年記念】 タゴッチ博士のShadow Labyrinthトリビア 特別版 #2

UPDATE:2026.07.19

■シャドウラビリンス・ゼロ②■

 
今回はショート・ムービー2話目となる構成メモ(Scene Outline)です。
Operation Cheyenneが失敗し、惑星ゼビウスに残されたテーベーはOperation Cheyenneの再起動のため活動していたところ、新しいガンプ撃破作戦であるOperation Panzerが実行され、惑星ゼビウスに接近していることを知った、というシーンを描いています。
 
このショート・ムービーでは構成メモからカットの順番が入れ替わっており、長い構成を上手に圧縮しています(このトリビア内では、構成メモの順にカットを入れています)。
最後に火球が落ちてくるシーンは、『Shadow Labyrinth』のオープニング・デモのシーンへと繋がります。
 
【ショート・ムービー 第2話(PAC-MAN公式X @officialpacman)】
https://x.com/officialpacman/status/1949137761895579765
 


F/I
黒画面。焚き火の爆ぜる音。
焚き火に向かい合うPUCKと主人公「8番目」。
火をぼんやりと見つめている。
PUCK:「あるとき…突然友軍の通信が聞こえるようになって…。」
 
主人公「8番目」、寝ているのか聞いているのかわからない。じっとしている。(聞くべき時と認識したのかもしれない)
PUCK:「アレが…私の希望の光が届いたんだ。何よりも美しい光だった。」
 
CUT
PUCKの目から見た感じで火にズームイン。
火からズームアウト。
そこには1人背中を丸めて焚き火にあたるテーベーの姿。
突如ビクッと背中が伸び、目をあたりをまさぐる。
 
CUT
テーベーの目から見たカット。(眼の中にデータが表示されている)
ノイズが走り、インフォメーションが下から上にスクロールしていく。大量の不規則なアルファベットと数字の羅列。
テーベー:「UGSF標準暗号2014457号…!」
テーベー:「ほとんど平文に近い!復号キーはEE201。復号できる…!」
 
テーベーが暗号を復号化すると、大量のアルファベットと数字は文章へと変換されていき、スクロール量が減る。最後に簡単な文章になっていく。
テーベー:「発:UGSF総司令部。宛:【プラネット・フォース】に生存するすべてのUGSF戦闘員」
 
テーベーが読み上げると、次の文章が復号される。
テーベー:「Operation Panzer発動。銀河連邦標準時(UGST)3300年8月6日に【プラネット・フォース】に到着予定。」
 
再び読み上げると、次の文章が復号される。この文章のみ赤文字で点滅し強調する。
テーベー:「本作線にはG.A.I.A.を投入…」
 
CUT
ざっと立ち上がるテーベー。
テーベー:「ダメだ!私の時は完全に先を読まれていた!そのまま来てはいけない!」
テーベー:「今日は…」
 
目をつぶり、意識を集中する。
 
CUT
目の中に表示。
「銀河連邦標準時(UGST)3300年8月6日」
 
CUT
立ち上がっているテーベーの姿。
テーベー:「今日…!ということは近傍にすでにドライブアウトしているはず!」
 
CUT
テーベーの頭のアップ。手で帽子に触れる。帽子が輝き出す。
テーベー:「ディメンション・ワープドライブ(DWD)起動…。」
(DWDの機能の一つ、無時間差遠隔イメージを使用する)
 
CUT
テーベーバストショット。
頭の近くに魔法陣のような文様が現れ、眼の前の空間に立体映像で遥か遠くにあるはずの宇宙空間が浮かびあがる。
片目を強く閉じ、意識を集中するが、苦しそうな顔をするテーベー。
テーベー:「DWDはそんなに長くは使えない…!」
テーベー:「どこ…?どこにいるの…!」

CUT
眼の前に映し出される宇宙空間。そこを様々な方向から見渡す。
ふと、そこに映し出されている惑星ゼビウスの4つの月のうち、パックマン型の月(単に黒い部分がそう見えるだけ)の方に、爆発光が複数表示されているのが見える。
戦闘している宙域をズームアップ。
テーベー:「ボレアリス#2級が12隻…これは護衛艦隊ね。」
テーベー:「G.A.I.A.を運ぶなら特務艦クラスでないと守りきれない…後方?」
テーベー:「どこ…?どこ…?」
 
視点が様々な方向に向く。
護衛艦隊の奥方向に、敵(コマンダー・オブ・コマンダー)に襲撃をされているグース級特務艦が見える。
テーベー:「いた…!グース級!座標解析…」
テーベー:「ここから、左25度、上方43度の方向。距離40万キロ…目前ね。DWDカットオフ」
 
CUT
テーベー、DWDの使いすぎで膝から崩れ落ちる。
テーベー:「(これでまた寿命が縮んだわね)」
 
CUT
テーベー、上半身の向きを変え、夜空を見上げる。
テーベー:「方位よし。角度よし。距離調整…よし。」
テーベー:「強制通信。」
 
テーベーの目の中に「Radio silence in effect. Access denied. (無線封鎖中。アクセス拒否)」の表示。
テーベー:「なんでもいい…向こうの情報さえ手に入れば動きようがある…そうだ…!」
テーベー:「アクセス権限変更。コマンダー権限行使。強制侵入」
 
テーベーの目の中に「Access granted.(アクセス許可)」の表示。艦内カメラの映像が出る。
いくつかの艦内風景がマルチ表示されている。そのうちいくつかはアクセス拒否のままで砂嵐。
テーベー:「これね。新しいG.A.I.A.…今度はすごい小型…無人機?」
(Operation Panzer G.A.I.A.が航宙機を指していることが伝わっておらずアウターフレームが使われている)

艦内風景のうち、巨大な戦闘機とも宇宙戦闘機(Cheyenne G.A.I.A.よりかなり小さい)とも取れる兵器が鎮座する格納庫のカメラ映像にズームして近づく。
突如、爆発音とカメラが振動し、赤色灯に変更。
カメラ映像には、「現在交戦中。コンディション・レッド」の表示。
 
ズームアウト。再びマルチ表示に戻る。
振動するたびに格納庫のカメラ映像の後ろにあるいくつかの映像は、どんどんブラック・アウトしていき、被害が大きいことをイメージさせる。
テーベー:「まって…待って…!今それを壊されると…」
テーベー:「せめて…せめて…この星にG.A.I.A.は届けて…!」
 
CUT
テーベー、再び夜空を見上げる。空の上にスクロール。
パックマンのように見える月をバックに、交戦の光がさっきよりも随分近づいて、もはや目視できるほどになっている。
もう一度、目を閉じて格納庫のカメラに集中する。
 
CUT
格納庫のカメラに戻る。すでに爆発炎上している格納庫が写っている。
テーベー:「だめ…それだけは…え…?」
 
画面は格納庫の中央にある宇宙戦闘機の中央にあるドームにズーム。
ドカン!ドカン!となにかを叩く音と聞こえ、画面の振動が徐々に大きくなる。
ひときわ大きなガギン!と音と振動とともに、宇宙戦闘機の中央にあるドームからクローのついたメカの手だけが飛び出す。
テーベー:「え?なに?手?」
 
そしてもう一回ガギン!という音でさらにもう一つのクローのついた手が飛び出す。
両手は、ギギギギギ…という音とともにドームの装甲を引き裂く。
 
カメラはズームから引きに徐々に戻る。
開いた穴から、のそっとOperation Panzer G.A.I.A.(アウターフレーム状態)が出現する。腕はだらりと不気味感がある立ち姿。
テーベー:「あ…悪魔…?敵?」

さらにカメラは引き。格納庫全体を映す。
Operation Panzer G.A.I.A.、燃え盛る格納庫をキョロキョロと見渡す。
その後、右手の方で爆発が発生すると、そっちを向く。
 
CUT
Operation Panzer G.A.I.A.を見るカメラ。
アウターフレームの胸部がギチギチと軋み音をたてながら開く。真ん中の黄色い球があらわとなっていく。
 
CUT
黄色い球の正面。
突如カッと口を開く。
 
口の中に向かってゆっくりズーム。
口の中はどこに通じているのかわからないほどの深淵と暗闇。
徐々に赤い光が集まり大きくなっていく。
 
CUT
Operation Panzer G.A.I.A.を見るカメラ。
グワッと音がしたかと思ったら、赤いビーム(Dフィールドキャノン)を発射。
 
CUT
格納庫カメラに戻る。
少し時間を巻き戻し、再度Dフィールドキャノンの発射を映す。右手の格納庫のドアを撃破する。
撃破後、ジーエーアイエーは格納庫カメラの右手にダッシュ移動してフレームアウト。(この後がゲームスタート時のGAIA出撃シーンに繋がる)
フレームアウト後、格納庫カメラのまま、UIMSとの戦闘音、爆発音が聞こえ、そのたびにカメラ振動し、格納庫内も爆発が増えていく。
 
ズームアウトし、マルチ画面へと戻る。
マルチカメラ映像も次々とブラック・アウトしていき、ほぼ全部が表示しなくなっていく。
とうとう格納庫のカメラもブラック・アウトし、回線非接続状態(Disconnected)を示すUIが表示される。
テーベー:「アレが…新しいG.A.I.A.。」
テーベー:「Operation Panzer G.A.I.A.…。」
 
CUT
テーベーを映すカメラ。
テーベー、夜空を見上げながら、立ち上がる。

CUT
空には大気圏突入をしてくる破壊されたグース級特務艦(G.A.I.A.の母艦・ゲーム中では戦艦ステージとなる)の大火球。
そしてその後についてくるように大気圏突入してくる小さな火球(Operation Panzer G.A.I.A.。ここで焼失し、ゲーム中に見られるG.A.I.A.コアだけが墜ちてくる)
 
徐々にカメラが引いて、立っているテーベーの背中を映す。(ゲームオープニング時の構図と同じ)
テーベー:「まだ…アレは…Operation Panzer G.A.I.A.は健在だ。テレメトリは掴んだ。」
テーベー:「待っていろ…」
 
CUT
画面暗転
テーベー、つぶやくように、しかし力強く言う。
テーベー:「アレは…私の希望の光だ…!」
F/O
 
F/I
タイトル挿入
「Shadow labyrinth」
PAGE TOP