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タゴッチ博士のShadow Labyrinthトリビア #19

UPDATE:2025.10.31

■GAIA②■

 

GAIAの解説、第2回目はG.A.I.A.アウターフレームとして本来持っていた機能とその解説。
またPUCKが再現した「GAIA」との違いも説明する。
一部の機能の説明は、解釈次第では大きなネタバレを含むので気をつけてほしい。

⚫️アームジェネレータ/レッグジェネレータ/テイルジェネレータ:
GAIA」時にはPUCKによる再現はオミットされた。
本来の機能は稼働エネルギーを発生させるためのESPDFE変換型ジェネレータ。
ベースとなったOperation March&Destroy G.A.I.A.は、背部の巨大なクェーサー・ドライブ(QD2基からエネルギーを供給していたが、本機は狭小エリアへの突入が前提であったため、小型のリアクターを5基に分散させて主要関節部にコンパクトに搭載している。
とはいえ、5基同時の出力は凄まじく、後述のガーメント・システム(グレード・インフィニティ)が動作していないと“真の敵”に気づかれるためオミットされた。
これにより性能が大きくナーフがされ、さらにはナプルーサ・バキュラ障害の破壊、通路解放といった力技の探索ができなくなった。
この苦労は主人公「8番目」に委ねられることとなった。

 

⚫️クロージェネレータ&ハンドクロー
GAIA」時にはPUCKにより再現された。
ただし意図的に攻撃力が大幅にナーフされている。
クロージェネレータはハンドクロー専用のエネルギー供給デバイスだが、マテリアル不足に加えて過大な攻撃力を発揮すると“真の敵”に知覚されやすくなるからである。
本来のジェネレータ出力ならばボスクラスでもハンドクロー1発で撃破可能。
さらに投射兵器としてクロー先端(ネイル)より荷電粒子砲を発射可能であった。
最終的に敵駆逐の苦労は主人公「8番目」に委ねられることとなった。

 

⚫️キリングクロー
GAIA」時にはPUCKによる再現はオミットされた。理由はマテリアル不足のため。
これ自身が格闘戦武器であり、さらに外れてA.C.T.I.V.として使用可能であった。
のちに一部機能(サマーソルト)だけがバグルスによって部分的に再現される。
だがGAIAでは基本的には飾りで攻撃力は激減しており、最終的に敵駆逐の苦労は主人公「8番目」に委ねられることとなった。

 

⚫️エルボー・スプレート/テイル・スプレート
GAIA」時にはPUCKによる再現はテイル・スプレートのジャンプ/加速ブースター機能を除きオミットされた。理由はマテリアル不足のため。
攻撃兵器としてはキリングクローと同様、これ自身が格闘戦武器であり、さらに外れてA.C.T.I.V.として使用可能であった。
キリングクローと併せて5基のA.C.T.I.V.を駆使した全方位攻撃(O.V.E.R.Omni-Vector Enhanced Ripper)が本来のアウターフレームのメイン攻撃である。
だがGAIAではすべて飾りで攻撃力は激減しており、最終的に敵駆逐の苦労は主人公「8番目」に委ねられることとなった。

 

⚫️ヘッド・スプレート&スパイン・スプレート
GAIA」時にはPUCKにより再現された。理由は本機の喪失が一番の懸念であったため。
機能はENDシールドの発生機。
GAIAでも鉄壁の防御を誇るがアームジェネレータ/レッグジェネレータ/テイルジェネレータの5基を再現できていないことから、エネルギーが常時供給できず稼働時間の制限が発生した。
最終的に非稼働時のESP回収の苦労は主人公「8番目」に委ねられることとなった。

 

⚫️ガーメント・システム(グレード・インフィニティ)
本機の最重要機能。
装甲表面及びフレーム全体にナノレベルで組み込んであり外観上では認識できない。
あまりにも高度すぎてPUCK(バグルスのメンバーですらも)には再現が不可能なため「GAIA」時にはオミットされた。

 

ガーメント・システムは、本来はUGSFが主に使用する装甲色の変更や文字表示を行うための電磁波制御システムの総称である。
グレードにより機能が向上し、低グレードでは電磁波の反射・発光(つまり色や文字表示、武装としてはフラッシュ)のみだが、グレードが上がるたびに電波ステルス、光学的偽装、電子カウンターメジャーと機能が向上していき、高いグレードになると、イナーシャ・キャンセル、グラビティ・スラスター、グラビティ・キャノン、グラビティ・ドライブといった重力を扱えるものもある。
(ただし、このグレードになるとガーメント・システムで作るよりも1機能に集中させるほうが性能向上を見込めるため、別の機器とすることが多い)

 

グレード・インフィニティは上記すべての機能に加えESP遮断と吸収(ESPステルス/ESP-DFE変換)が可能。
これにより“真の敵”からのESPによる知覚を避けることができる。
ガーメント・システムとして発生させる結果は類似しているが、これに使われている技術はまったく別のものである。
そのためランクが付けられず“グレード・インフィニティ”となっている。

 

またガーメント・システムが稼働していないことにより、機体色が黒のままで固定されることとなった。
本来はUGSF標準色である白に青線というのが正しい機体色となる。

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