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タゴッチ博士のShadow Labyrinthトリビア #22

UPDATE:2025.11.07

■MAZEとパックマンとピンボール■

 

さて、ここ4回に渡ってかなり重い内容のトリビアが続いたので、しばらくは軽めのものにしようと思う(いずれ戻るとは思うが)。

 

Shadow Labyrinth』をパックマンたらしめているのは、なにもG.A.I.A.コアといった設定だけではない。
むしろゲームのほうが、巨大な迷宮的ステージ、そこに登場する敵を撃破し捕喰する、ボスを撃破し捕喰する、という形でパックマンを拡大解釈し、強くイメージしている。

それらのゲームの中で一番わかり易いのはMAZEである。
『パックマン』としてMAZE型ドットイートゲームの基本システムを継承している意味で、その遺伝子を最も強く継承している。

このMAZEだが、さらに進化したパックマンとなっており、パックマン要素のみならず、パックマンのゲームデザイナーである岩谷徹氏が愛好していたピンボール(『ジー・ビー』3部作のゲームデザイナーでもある)の要素も含んでいる。

その意味では、岩谷徹氏のゲームメカニクス遺伝子を組み込んで進化したという方がより正しい表現である。

なお、MAZEのゲームディレクションは、PAC-MAN CHAMPIONSHIP EDITIONシリーズを作ったゲームデザイナー井口が本作でも担当している。
私はPAC-MAN CHAMPIONSHIP EDITION 2 PLUSのプロデューサーでもあったので、この2人が揃った意味でも、事実上の『PAC-MAN CHAMPIONSHIP EDITION 3』と言っても過言ではない。

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