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タゴッチ博士のShadow Labyrinthトリビア #24

UPDATE:2025.11.12

■Dライン■

 

『Shadow Labyrinth』に登場するDラインとMAZE。
これらはどちらも“真の敵”が惑星ゼビウスに張り巡らしているESP回路の一部である。
ただ展開している領域と機能が少し異なる。

まず展開している領域は、下図のように3次元側のESP回路がDラインであり、亜空間側のESP回路がMAZEとなっている。
2系統に分かれているのは、“真の敵”が3次元上の本体と、亜空間上にアストラル体(精神体)を持つからである。

今回は、ゲーム中のフィールドで見られ、プレイヤーはミニパックで疾走したであろう3次元側のDラインを解説する。
Dラインはそれ自体が破壊不能な「ナプルーサ・バキュラ」でできており、地上の様々な敵と障害物によって守られている。

Dライン”の名称は、内部よりディアスタシオンの流動(=ESPエネルギーとも言える)を感じたPUCKにより、最も近い類型がDラインすなわち「STARライン(S.T.A.R.ラインとも)」であったからである。
ただ無機物しか転送できないSTARラインよりも、こちらのほうが生物も転送できるという非常に優れた技術で作られている。

 

機能としては惑星ゼビウスの地殻変動やテラフォーミングを実施するための力場発生、あるいは惑星ゼビウスの状態を認識するための神経でもある。
さらに“真の敵”はESPで生物(PUCKたちには敵となる存在)を作り、このDラインを介して全土に転送することで生命体を拡散している。
そうして拡散した生命体たちは各地で繁殖、発展、開発することでテラフォーミングを促進している。
最終的には各生命体から少しずつESPを抜き取りソルやバーラに集めて“真の敵”へと供給するエコシステムとなっている。

一方で、“真の敵”によって生み出されていないボスコニアンにしてみると、このDラインにより敵が送られてきたり、ESP転送中はエネルギーで焼かれてしまったりと非常に危険なものであった。
そこでボスコニアンはバグルスと協力して、露出しているDラインにスイッチとなる石板を設置。
これでDラインを遮断することでボスコニアンの活動範囲を広げていった。
ボスコニアンの戦士たちは各地を巡っては石板を設置し停止させている。
ツァデやツァデレフもそういったひとりである。

なお石板に書かれた言葉「ローゼ・ノルケル ハーロ・ダズ・ボット エイゴウ・シド・ダズ・イル マー・ダズ・レーハ(※)」
※:意味は“発動回路 光(ESP)を与えよ。時空は凍てつく。われは疾走せん。”

は、シオ・ナイトの予知で、いずれ将来バグルスの支援する何者かがこれを再起動して使うことを知っていたため、再起動を促す文言となっている。

そして、そのシオ・ナイトの予知通り、PUCKと主人公「8番目」は、ゲーム中、ブラジ・ザカートの破壊と捕喰によって、DラインのESPに耐えうる高圧縮フェイズ「ミニパック」機能を手に入れ、Dラインを再起動させて惑星ゼビウスの深奥を目指すこととなるのである。

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