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タゴッチ博士のShadow Labyrinthトリビア #25
UPDATE:2025.11.14
■MAZE①■
『Shadow Labyrinth』に登場するDラインとMAZE。
今回は、亜空間側のESP回路の一部であるMAZEを解説する。
亜空間ESP回路とMAZEは“真の敵”とブラグザ(G-Hostも含む)専用のESP関連機能を担っている。
これは“真の敵”の一部機能を担っていたり、ブラグザが惑星内を跳躍移動したり、このESP回路そのものが星系ワープの発動回路にもなっていたりする。
Dラインは、その名前の通り「線」でつながっているのが見えるが、亜空間側のESP回路は視認が不可能となっている。
回路は巨大で、ゼビウス星系(恒星1、惑星1)全体に張り巡らせてある(これで宇宙からの敵の接近を知覚する)。

惑星ゼビウスのフィールド上で唯一視認できるのは「MAZE」と呼ばれるESP回路ハブとなるサーバのみである。
とはいえその内部も亜空間によって構成されており、普通は見ることはできない。
では、見えない亜空間をどういうふうに視覚化しているのか?

演出原案で一通り説明しているので転載する。
ただ説明調が強いためゲームではシンプルにしている。
■MAZE起動手順演出(演出原案より抜粋。イベントタイミングが違う、あるいは未使用の用語もあるため製品と微妙に異なるところもあるので注意)
最初のMAZEの石碑前で調べる
PUCK「ゲートや石板はこの惑星でよく見られる破壊不能の素材だ」
PUCK「解析すると内部から激しいディアスタシオンの流動を感じる。
PUCK「おそらくは何らかの思念が練り込まれて凄まじい強度を持っているようだ」
(8番目が剣で攻撃したとき)
PUCK「外からの力では歯が立たない」
PUCK「…となると、一か八か中に潜り込んで内部から破壊するしかない」
PUCK「さっき手に入った力を使うか…」
そういうや8番目を取り込みミニパック化。石板へと染みていくように融合。
潜り込むと真っ暗闇にミニパックが浮遊。プレイヤーが操作しても向きは変えられるが動けない。
PUCK「少し待て。この空間を具象化する」
PUCKの前に四次元正多胞体空間(テセラクト空間)が出現する。
この時点ではまだMAZEはない。ミニパックも動けない。テセラクト空間のみが動く。
PUCK「次にこれを平面圧縮とテッセレーション」
テセラクト空間が2次元平面にまとまり、画面がフラッシュ。そのあとにMAZEが描画される。
PUCK「お次は、構成ディアスタシオンのヴィジュアライズ」
MAZEにドット(D.O.T.:Dimensional Offensive Trigger)が出現。
PUCK「最後は敵対的思念のヴィジュアライズ」
MAZE内に敵(MINION)が出現する。
このようにMAZEの亜空間内部をPUCKによるヴィジュアライズ処理することによって視認できるようになっている。
このヴィジュアライズには時間制限が有り最大5分。
あるいはPUCK自身が「やられた」と自己認識する事実が蓄積しても限界を迎える。
なお、よく「ゴースト」として勘違いされる敵は、正しくは「ミニオン(MINION)」と「ボス(BOSS)」であり、PUCKを外敵と認識して排除してくる攻性侵入対抗手段である。
