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タゴッチ博士のShadow Labyrinthトリビア #28
UPDATE:2025.11.21
■ESPソード■
『Shadow Labyrinth』で主人公「8番目」の武器として活躍したESPソードについて解説する。
ゲームクリエイトのメタな視点で話すと、元の着想はトリビア#11にある異世界から召喚されたクロノアの持つリングである。

設定的には“真の敵”とその眷属を倒せるESPの集合体が剣として実体化したものである。
ESPそのものが3次元上で実体化するほどの密度となっているため、イル・ドークトといった超能力結晶金属(ケイ素等のESPを留めやすい鉱物にESPを浸透させて強化させた素材)を分解可能となっている。
その正体はナイト族(シオ・ナイトを含むESP意識体)の集合意識の一部である。
実は固定の形状や名称を持っておらず、かつては「エクスカリバー」という名前の剣となったり、「7番目」専用の剣となったりもしている。
その名の通りシオ・ナイトが提供したものであり、バグルスはこれを然るべき場所に置いたり、使用者に合わせて調整したりする役割に過ぎない。

名称や形状や能力は、これに関わる者のイメージで再現される。
ただし一度でも観測されて認識と状態が確定するとそのイメージから動かせなくなる。
例えば最初に剣のイメージであったのに、認識後に後付で銃になるといったことができない。
この場合、最初から銃と剣の混在した剣というイメージが必要となる。
能力も使用者や観測者が定義したため上限を持っているが、イメージがしっかりしていれば、文字通りビッグバンをおこすことができるほどの能力は持っている。
その強すぎるESPにより記憶や精神の改竄能力も有る。
仮に過去に違う形状で観測していた本人や周囲の人間が、新しい形状を見た際に過去の記憶が書き換えられるほどのESP力を持っている。
ただしこの力はバグルスのメンバーには及ばない。

「8番目」は異世界に召喚された時に記憶を失っているが、かつて「8番目」が元の世界で遊んでいたゲームの一つ『風のクロノア』のイメージと、ファンタジーの剣士というイメージに強く引っ張られたことから、リング状かつ剣で再現されている。
