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タゴッチ博士のShadow Labyrinthトリビア #60 -ナンドノット・ギレネス-
UPDATE:2026.02.04
■ナンドノット・ギレネス■
ギレネス・シリーズの一つであり、『Shadow Labyrinth』でボスコニアン集落を襲撃してくる地中機動要塞ナンドノット・ギレネスを説明する。
“真の敵”は、「この次元」においては自身で攻撃する手段を持っていない。
そのかわり自身の膨大なESPを何か別の依り代に憑依させて、代わりに攻撃をさせる。
この膨大なESPに“真の敵”の意思も含めたエネルギー体が「ブラグザ」と呼ばれる。
つまりブラグザは“真の敵”の分身、分体と定義できる。
これらブラグザのうち、特に強力な個体がさらにメカニズムや生物個体へ寄生し、支配構造を形成した場合、その宿主個体は“G-Host(Gamp Host)”と呼ばれる。
ナンドノット・ギレネスは、そういったG-Hostの一種に位置づけられる。
惑星ゼビウスで使われる言語においてナンドノット(Nandnot)は「沈黙・静けさ・暗躍」を意味し、ギレネス(Guileness)は「支配・占領」を意味する。
本要塞のデザインモチーフは『ゼビウス』のグロブダーと『グロブダー』の自機である。
ナンドノット・ギレネスの起源は、もともと惑星ゼビウスの惑星改造工程で使用する地中工作機械であった。
しかし、ネヴィーア部が地中深くに秘匿していた「稼働可能なマフ・グアント」を破壊するために、G-Hostピンクによって大幅な改造が施された。
先端のドリルはブラスタードリル(※)で、これによりボスコニアンのマフ・グアントを容易に破壊可能となった。
※Operation Sheyenne G.A.I.A.の「スーパー・ブラスタードリル」より性能は3段階くらい劣る。Operation Sheyenne G.A.I.A.は破壊できないが、それでもマフ・グアントの装甲を貫くには十分な性能を持つ。
この要塞によって、ネヴィーア部は多数のマフ・グアントを失い、宇宙への帰還を幾度も阻まれた。
そのため、ナンドノット・ギレネスはネヴィーア部にとって憎悪の象徴と化している。
ゲーム中では、停止状態のナンドノット・ギレネス内部へ侵入することができる。
この状況は偶然の産物ではなく、明確な背景設定が存在する。
すでにトリビア#42で触れた通り、ボスコニアン集落周辺のESP回路は過去のマフ・グアント降着時に断絶しており、その一帯ではESPが不足していた。
その結果、ブラスタードリルによる突撃機動が不可能となり、ナンドノット・ギレネスはゼビウス軍前線基地で補給作業中であった。
補給とは、本来なら後方の安全領域で行うべき行動である。
しかしESP不足という地理的状況が重なり、やむを得ず前線に近い地点での補給となった。
この補給中のわずかな隙を、PUCKと主人公「8番目」が突いた。
狙うは、ナンドノット・ギレネスの最上甲板にあるエネルギー源であり、支配をしているG‑Hostピンク(ギレネス・レイア)である。
いわばUGSFが得意とする「アサルト戦術」が、この地において展開されたのである。
補給という機能停止状態、ESPの枯渇、前線という不安定な地理──複数の要因が重なった結果として成立した、一度きりの決定的機会であったといえる。



