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タゴッチ博士のShadow Labyrinthトリビア #71 -テーベー(PUCK)-
UPDATE:2026.03.02
■テーベー(PUCK)■
『Shadow Labyrinth』内に登場するヒロイン「テーベー(PUCK)」について説明する。
彼女に関しては既出のトリビアと、ゲーム中でもかなりの説明が費やされているので、あらためて細かい説明は行わない。
ただし幾つかはゲーム中では説明していない部分があるのも事実である。
このトリビアではそれらを補完する。
なおテーベーとはすなわちPUCK自身でもあるため、そちらの説明も同時に行う。
まずは、PUCKの本来の姿であるテーベーから説明する。
ナノバイト・マテリアルで作られる女性型人造人間(ガイノイド)である。
姉である「アイギーナ」の予備ユニットであるが、製造会社(ニューコム社)、メインフレーム(F-M型)、ベースDNA(ハプログループR1a/C1a1ハーフ)は姉アイギーナとすべて同一である。
ただし製造日が異なるため妹ユニットとして扱われる。
髪色は本来人類との区別のためDNA操作により、テーベーは姉と同じピンク色である。
が後に地毛の金髪へと変化した(後述)。
長い寿命(300歳〜500歳程度)と成熟後の外観変化が少ない(テロメアが抑制されている)以外は人間と大きく変わらない。
アイギーナ(トリビア#34参照)の妹ユニットであるため同様に姉妹ユニットは19ある。
ゲーム中ではアイギーナだけでなく、トリビア#34にも説明のあるペイレーネー(Peirene)も彼女の姉ユニットの1人である。
彼女の一連の行動は、姉アイギーナに対する劣等感が肥大した結果にある。
もともと姉ユニットに対してスペックが劣っていたのも事実であり、常に姉(R.U.T.Y.となったアイギーナ/ペイレーネー)と比較され、その予備ユニット扱いになっているという点から心理的根底に強い劣等感が存在していたのである。
しかしこれは姉を目標として夢中で追いかけている間はまだそこまで顕在化していなかった。
これが大きく変わったのは、姉がルートユニット・タイプイエローとなった際であった。
本来ルートユニットに施される感情制御プログラムをテーベーが勘違いしたことに始まる。
ここでアイギーナに冷たくされたとテーベーが感じ、姉に見放されたと思った。
そして独りとなって周囲の声が聞こえるようになってみれば、自分は姉ユニットたちに対して劣後し、そして紛い物だと言われる声があることにようやく気づいた。
こうして、疑念に囚われるようになったのである。
ここで、アイギーナを語るうえで、もう一人の姉ユニットであるペイレーネーを語らねばならない。
彼女はゲーム内での手記や回想シーンでも登場するので知っていると思うが、Operation Ragnarokにコマンダー候補で参加していた。
かつてテーベーが劣等感を抱いた姉ユニットの一人であった。
彼女の来歴はトリビア#34にもあるが、アイギーナ失踪後の第13代目R.U.T.Y.(ルートユニット・タイプイエロー)であった。
後に彼女はその立場を捨てて、陽動作戦であるOperation Ragnarokに1人のコマンダー候補として参加していた。
Operation March & Destroy(『しんぐんデストロ~イ!』)で惑星オリウスの“真の敵”を休眠にまで持ち込んだアイギーナが不在である以上、Operation Cheyenneのコマンダーは、本来のスペック差から言えばテーベーよりもペイレーネーの方こそ最適であった。
しかし、実はペイレーネーは自身の希望で、テーベーとコマンダーを入れ替えられていた。
それはペイレーネーもまた妹ユニットであるテーベーに生き残ってほしいという思いからであった。
ゲーム中ではペイレーネー自身の最後の通信で交わした言葉は少なかったが、これがペイレーネーにも劣等感を抱いているテーベーへの気遣いであるとは最後まで理解していなかった。
そうして、テーベーはOperation Cheyenneをコマンダーとして参加したが作戦は失敗した。
本来、この作戦を立案、主導した銀河連邦とバグルス(シオ・ナイト)は、惑星ゼビウスにOperation Cheyenne G.A.I.A.という橋頭堡を築くことが作戦目標であったが、すべての関係者にこの作戦を失敗と認識させた。
惑星ゼビウスの“真の敵”はESPで相手の心理を読み取ることに長けている。
それを避けての対策であった。
ともすればペイレーネーの要望からコマンダーをテーベーに切り替えたのすらも、この対策の一環としての意味合いがあった。
これが決して有能とは言い難いテーベーがOperation Cheyenneのコマンダーに任命された “理由の一つ”でもあった。
しかしテーベーはそれを知る由もなかった。
惑星ゼビウスに降着したのち50年間、彼女は回復のため動くことすらできなかった。
とはいえペイレーネーの妹に生きてほしい願いは果たされたのである。


