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タゴッチ博士のShadow Labyrinthトリビア #18

UPDATE:2025.10.29

■GAIA①■

 

前回はOperation Panzer G.A.I.A.のシステム全体を解説したが、今回からは2回にわたり『Shadow Labyrinth』で「GAIA」とよばれた機体(アウターフレーム)を紹介する。

 

第17回で解説した通り、マルチステージ・スタイルの一部にすぎないが、惑星ゼビウス降着後の最終段階はアウターフレームとG.A.I.A.コアが担当するということも有り、最も重要なユニットとなっている。

アウターフレームは、2810年のオペレーション・マーチアンドデストロイ(『しんぐんデストロ~イ!』)で使用したG.A.I.A.すなわちOperation March&Destroy G.A.I.A.の設計がベースとなっている。
オペレーション・マーチアンドデストロイは、惑星オリ・ウス(以下オリウス)における“真の敵”の駆逐作戦だが、この際、地上に露出していたオリウスの“真の敵”には高機動・攻撃型のOperation March&Destroy G.A.I.A.が勝利の鍵となった。
ここにおいて“真の敵”は、数や大きな兵器には強力無比な攻撃能力を持つ一方、小さい兵器にはその能力を持て余し、付け入る隙があることが判明した。

 

本機はこの隙を突いた兵器として可能な限り小さく設計された。
一方で惑星オリウスと異なる点は、惑星ゼビウスの“真の敵”は、地下深くに存在するという点にあった。
既にOperation Cheyenne G.A.I.A.によって突入口はつくられていると想定(後にゲーム中でそうでないことが判明する)されていたことから、G.A.I.A.コアを保護しつつ、敵のチョークポイントを突破して“真の敵”にG.A.I.A.コアを送り届けるという目的に沿って設計されている。
そのため一転してOperation March&Destroy G.A.I.A.とは異なり、隠密性・防御力に重点を置いた忍者的機体となっている。

 

ゲーム中における「GAIA」は、このアウターフレームの機能をPUCKG.A.I.A.コアから設計を読み取り再現したものである。
ただしPUCKが所有していたナノバイト・マテリアル(※)は本機を再現するには量も質も不足していたため、PUCKによって“真の敵”までの到達に必要と判断した最低限の機能だけとなっており、国家予算青天井で作るG.A.I.A.の一部とはもはや言えない貧弱な兵器となっている。

※ナノバイト・マテリアル:ナノバイトによるナノサイズ素材。プログラムによって様々な形状や機能を形作れるが、グレードが有り、それにより再現できる素材の限界がある。低グレードでは金属程度。最高級グレードになると有機生体の再現が可能。

 

結果、PUCKと主人公「8番目」での行動に多くを頼らざるを得なくなった。

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