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タゴッチ博士のShadow Labyrinthトリビア #32
UPDATE:2025.12.01
■カーチャ ―バグルスの思念師―■
『Shadow Labyrinth』内に登場する反“真の敵”組織「バグルス」のエージェントの一人「カーチャ」について説明する。

登場は『Shadow Labyrinth』が初ではなく、『スーパーアドベンチャーゲーム・ゼビウス(1985年・東京創元社)』が初となる。

仮面とローブを纏っているために中身は見えないが女性である。
後にトリビアで説明する「博士」の娘のひとりである。
生まれは惑星ゼビウス。
彼女はP.J.や父である博士とともに“真の敵”を一度は休眠させることに成功した。
後にP.J.は地球へと戻り、カーチャや博士は“真の敵”休眠後の惑星ゼビウスの再建に尽力した。
が、その数年後に再び“真の敵”が復活する。
再びシオ・ナイトの力を借り、地球からP.J.を呼び、今度は博士と双子の妹のニーナとともに “真の敵”に対峙したが休眠に失敗。
一方で前回の休眠から対策を講じていた“真の敵”によって全員が殺害された。
死んだ直後、カーチャの思念つまり高次元ESP(魂とも言える)はシオ・ナイトにより回収された。
そしてシオ・ナイトの一部を使い身体が与えられた。
それに感謝したカーチャはバグルスのエージェントとしてシオ・ナイトとともにすることを決めた。
カーチャはそれ以降、自らを殺した“真の敵”への復讐を誓い、上位次元の思念(ESP)に対して向き合うようになり、ESP回路を伴った道具の調律や作成をするようになった。

ESPソードはそんなカーチャが調律した道具の一つである。
ESPソードの原型は先述(タゴッチ博士のShadow Labyrinthトリビア #28)の『スーパーアドベンチャーゲーム・ゼビウス』に登場する剣“エクスカリバー”だが、同じESPだと“真の敵”に知覚されるという理由に加え、別の世界(主人公のいた世界)のESPに調律して最適化する必要があった。
また別の問題として、PUCKが初の人間召喚に成功した、いわゆる「7番目」のときに、彼に合わせた最初のESPソードが調律されたが、このESPソードは精神負荷が大きすぎた結果7番目は精神を病み、それが原因で死んだことから、「8番目」には直接触れさせないように変更した。
つまりオペレーション・パンツァーG.A.I.A.アウターフレームの一部のパーツにESP回路を刻み、精神負荷を防御するESP籠手(PUCKはA.C.T.I.V.と認識)を作りあげたのも彼女である。
「8番目」にはA.C.T.I.V.を介してESPソードを持たせることで先の精神汚染問題を解決したのである。
『Shadow Labyrinth』では、ESPソードを調律する立場として参加している。
