NEWS

GAME

タゴッチ博士のShadow Labyrinthトリビア #37

UPDATE:2025.12.12

■ボスコニアンにおける参照■

 

Shadow Labyrinth』では、PUCKと主人公「8番目」の冒険と合わせて、もう一つの物語が動いている。
それがボスコニアン・ネヴィーア部の生き残りをかけた物語である。

それらを解説するにあたり長文が予想されるため、軽く他のタイトルからの参照と、新規に設定した部分の説明から入ろうと思う。

まず、ボスコニアンの集落で突如出てくるワード「スターデストロイヤー(以降はスター・デストロイヤー)」についてである。

大仰な名前だが、実は『ボスコニアン』発売の1981年以来、ゲーム開始時のタイトルの上に書かれているワードである。
古参のゲーム好きの方でも『スターデストロイヤー・ボスコニアン』と言える人は少ない。
なぜならタイトルロゴが大きすぎて印象に残っていないからである。

 

そして、『Shadow Labyrinth』では、ボスコニアンが全て女性で描かれているという点は、『スターイクシオン』からの参照である。
『スターイクシオン』では設定のみなので実物は見られないが、『Shadow Labyrinth』において初めてゲーム中のキャラクターとして登場(※)した。

UGSFサイト(https://ugsf-series.com/)の一部にイラストで少しだけ登場している。

ボスコニアンの集落で見られた国章は、ボスコニアン3部作の『ファイナルブラスター』に登場した国章を参照している。
機動要塞マフ・グアント(UGSFコードネーム:ボスコベース)で宇宙を駆け、宇宙船/ステーション/惑星問わず海賊行為を生業とするボスコニアンは、マフ・グアントこそが国土であり武器であり盾であり自身を育んだ家でもあることから、それを意匠化したデザインとなっている。

 

また、『Shadow Labyrinth』では、よりボスコニアンの世界を広げるため、今回は新規設定としてボスコニアン語をおこしている。

メタな話となるが、創作言語は完全に別の発音や意味をもたせると開発難易度が高くなることと、読む側にも辞書を必要とすることから、『テイルズ・オブ・エターニア』のメルニクス語と同様に英語から置き換える形で創った。
ただしこれには少し変則的なルールが有りここで説明しきれない。
次回トリビア#38にて説明を行う。

PAGE TOP